意味
悪戦苦闘(あくせんくとう)。硬いこと。
悪戦苦闘は、硬いことをいう四字熟語である。一字ずつ読めば、悪は「わるい」、戦は「いくさ」、苦は「くるしい」、闘は「たたかう」である。この順で読むと、語の骨格が見える。悪戦苦闘には、特定の一話に固定できる故事が残っていない。無理に物語を足さず、字義といまの慣用から読む。いまの日本語では、勝負や競争の局面に悪戦苦闘が現れやすい。意味の核は「硬いこと」である。相手を罵る語として投げず、状況の説明として使う。悪戦苦闘は名詞として使う。「悪戦苦闘だ」「悪戦苦闘の状態だ」「悪戦苦闘に陥る」の形が多い。人を罵る道具にすると、意味がずれる。悪戦苦闘を相手の人格攻撃に使うと、場の温度を間違える。状況を指す語として置く。読みはあくせんくとう。検索で意味だけ拾うときも、四字の順と出典の有無は一緒に見る。似た語と並べると、輪郭がはっきりする。読みはあくせんくとう。一字ずつは、悪は「わるい」、戦は「いくさ」、苦は「くるしい」、闘は「たたかう」。出典が文献で確認できた語だけ故事の欄を出す。例文では悪戦苦闘を文の中に置く。物語が要らない語に劇は足さない。
字義
悪
わるい
戦
いくさ
苦
くるしい
闘
たたかう
使い方
- その説明は悪戦苦闘だと批判された。
- 新聞は、この事態を悪戦苦闘と書いた。つまり、硬いこと。