意味
風声鶴唳(ふうせいかくれい)。風は「かぜ」、声は「こえ」、鶴は「つる」、唳は「れつ」を四字に畳んだ語。
風声鶴唳は、一字ずつの意味を重ねて読む四字熟語である。一字ずつ読めば、風は「かぜ」、声は「こえ」、鶴は「つる」、唳は「れつ」である。この順で読むと、語の骨格が見える。出典は『晋書』謝玄伝など(東晋・淝水)。故事の筋は、下の典故に分けて書いた。出典が確認できない語に、作り話の劇は足さない。いまの日本語では、季節や景色を評する場面に風声鶴唳が現れやすい。褒貶より、状況がこの語に近いかを先に見る。風声鶴唳は名詞として状況を指す。「風声鶴唳だ」「風声鶴唳と評する」の形が多い。褒貶より、近い状況かを先に見る。風声鶴唳を繰り返し掲げると、ポスターの文句になる。一度、字義に戻す。読みはふうせいかくれい。検索で意味だけ拾うときも、四字の順と出典の有無は一緒に見る。似た語と並べると、輪郭がはっきりする。読みはふうせいかくれい。一字ずつは、風は「かぜ」、声は「こえ」、鶴は「つる」、唳は「れつ」。出典が文献で確認できた語だけ故事の欄を出す。例文では風声鶴唳を文の中に置く。物語が要らない語に劇は足さない。
字義
風
かぜ
声
こえ
鶴
つる
唳
れつ
典故
出典 『晋書』謝玄伝など · 東晋・淝水
淝水で敗れた兵は、風の音や鶴の声を聞くだけで敵の追撃だと思い、夜も逃げ続けた。草木皆兵と同じ敗戦の記憶から、少しの物音にも怯えることをいう。

風と鶴
夜の野で風が渡り、鶴が鳴く。敗兵はそれを軍勢の声だと思う。
使い方
- 記者はその状況を風声鶴唳と評した。
- 風声鶴唳とは、この四字の表す意味、という意味で使う。