意味
慈母敗子(じぼはいし)。慈は「いつくしむ」、母は「はは」、敗は「やぶれる」、子は「こ」を四字に畳んだ語。
慈母敗子は、一字ずつの意味を重ねて読む四字熟語である。一字ずつ読めば、慈は「いつくしむ」、母は「はは」、敗は「やぶれる」、子は「こ」である。この順で読むと、語の骨格が見える。慈母敗子には、特定の一話に固定できる故事が残っていない。無理に物語を足さず、字義といまの慣用から読む。いまの日本語では、仕事や判断の現場に慈母敗子が現れやすい。相手を罵る語として投げず、状況の説明として使う。慈母敗子は名詞として使う。「慈母敗子だ」「慈母敗子の状態だ」「慈母敗子に陥る」の形が多い。人を罵る道具にすると、意味がずれる。慈母敗子を相手の人格攻撃に使うと、場の温度を間違える。状況を指す語として置く。読みはじぼはいし。検索で意味だけ拾うときも、四字の順と出典の有無は一緒に見る。似た語と並べると、輪郭がはっきりする。
字義
慈
いつくしむ
母
はは
敗
やぶれる
子
こ
使い方
- その説明は慈母敗子だと批判された。
- 新聞は、この事態を慈母敗子と書いた。つまり、この四字の表す意味。