意味
窮鼠噛猫(きゅうそごうびょう)。窮は「きわめる」、鼠は「ねずみ」、噛は「かむ」、猫は「ねこ」を四字に畳んだ語。
窮鼠噛猫は、一字ずつの意味を重ねて読む四字熟語である。一字ずつ読めば、窮は「きわめる」、鼠は「ねずみ」、噛は「かむ」、猫は「ねこ」である。この順で読むと、語の骨格が見える。窮鼠噛猫には、特定の一話に固定できる故事が残っていない。無理に物語を足さず、字義といまの慣用から読む。いまの日本語では、仕事や判断の現場に窮鼠噛猫が現れやすい。相手を罵る語として投げず、状況の説明として使う。窮鼠噛猫は名詞として使う。「窮鼠噛猫だ」「窮鼠噛猫の状態だ」「窮鼠噛猫に陥る」の形が多い。人を罵る道具にすると、意味がずれる。窮鼠噛猫を相手の人格攻撃に使うと、場の温度を間違える。状況を指す語として置く。読みはきゅうそごうびょう。検索で意味だけ拾うときも、四字の順と出典の有無は一緒に見る。似た語と並べると、輪郭がはっきりする。
字義
窮
きわめる
鼠
ねずみ
噛
かむ
猫
ねこ
使い方
- その説明は窮鼠噛猫だと批判された。
- 新聞は、この事態を窮鼠噛猫と書いた。つまり、この四字の表す意味。