意味
嚢中之錐(のうちゅうのきり)。嚢は「ふくろ」、中は「なか」、之は「の」、錐は「きり」を四字に畳んだ語。
嚢中之錐は、一字ずつの意味を重ねて読む四字熟語である。一字ずつ読めば、嚢は「ふくろ」、中は「なか」、之は「の」、錐は「きり」である。この順で読むと、語の骨格が見える。嚢中之錐には、特定の一話に固定できる故事が残っていない。無理に物語を足さず、字義といまの慣用から読む。いまの日本語では、仕事や判断の現場に嚢中之錐が現れやすい。褒貶より、状況がこの語に近いかを先に見る。嚢中之錐は名詞として状況を指す。「嚢中之錐だ」「嚢中之錐と評する」の形が多い。褒貶より、近い状況かを先に見る。嚢中之錐を繰り返し掲げると、ポスターの文句になる。一度、字義に戻す。読みはのうちゅうのきり。検索で意味だけ拾うときも、四字の順と出典の有無は一緒に見る。似た語と並べると、輪郭がはっきりする。読みはのうちゅうのきり。一字ずつは、嚢は「ふくろ」、中は「なか」、之は「の」、錐は「きり」。出典が文献で確認できた語だけ故事の欄を出す。例文では嚢中之錐を文の中に置く。物語が要らない語に劇は足さない。
字義
嚢
ふくろ
中
なか
之
の
錐
きり
使い方
- 記者はその状況を嚢中之錐と評した。
- 嚢中之錐とは、この四字の表す意味、という意味で使う。