意味
先取特権(せんしゅとっけん)。先は「さき」、取は「とる」、特は「とく」、権は「おもり」を四字に畳んだ語。
先取特権は、一字ずつの意味を重ねて読む四字熟語である。一字ずつ読めば、先は「さき」、取は「とる」、特は「とく」、権は「おもり」である。この順で読むと、語の骨格が見える。先取特権には、特定の一話に固定できる故事が残っていない。無理に物語を足さず、字義といまの慣用から読む。いまの日本語では、仕事や判断の現場に先取特権が現れやすい。相手を罵る語として投げず、状況の説明として使う。先取特権は名詞として使う。「先取特権だ」「先取特権の状態だ」「先取特権に陥る」の形が多い。人を罵る道具にすると、意味がずれる。先取特権を相手の人格攻撃に使うと、場の温度を間違える。状況を指す語として置く。読みはせんしゅとっけん。検索で意味だけ拾うときも、四字の順と出典の有無は一緒に見る。似た語と並べると、輪郭がはっきりする。
字義
先
さき
取
とる
特
とく
権
おもり
使い方
- その説明は先取特権だと批判された。
- 新聞は、この事態を先取特権と書いた。つまり、この四字の表す意味。