意味
遏悪揚善(あつあくようぜん)。遏は「とどめる」、悪は「わるい」、揚は「あげる」、善は「よい」を四字に畳んだ語。
遏悪揚善は、一字ずつの意味を重ねて読む四字熟語である。一字ずつ読めば、遏は「とどめる」、悪は「わるい」、揚は「あげる」、善は「よい」である。この順で読むと、語の骨格が見える。遏悪揚善には、特定の一話に固定できる故事が残っていない。無理に物語を足さず、字義といまの慣用から読む。いまの日本語では、仕事や判断の現場に遏悪揚善が現れやすい。相手を罵る語として投げず、状況の説明として使う。遏悪揚善は名詞として使う。「遏悪揚善だ」「遏悪揚善の状態だ」「遏悪揚善に陥る」の形が多い。人を罵る道具にすると、意味がずれる。遏悪揚善を相手の人格攻撃に使うと、場の温度を間違える。状況を指す語として置く。読みはあつあくようぜん。検索で意味だけ拾うときも、四字の順と出典の有無は一緒に見る。似た語と並べると、輪郭がはっきりする。
字義
遏
とどめる
悪
わるい
揚
あげる
善
よい
使い方
- その説明は遏悪揚善だと批判された。
- 新聞は、この事態を遏悪揚善と書いた。つまり、この四字の表す意味。