意味
愚公移山(ぐこういさん)。愚は「おろか」、公は「おおやけ」、移は「うつる」、山は「やま」を四字に畳んだ語。
愚公移山は、一字ずつの意味を重ねて読む四字熟語である。一字ずつ読めば、愚は「おろか」、公は「おおやけ」、移は「うつる」、山は「やま」である。この順で読むと、語の骨格が見える。愚公移山には、特定の一話に固定できる故事が残っていない。無理に物語を足さず、字義といまの慣用から読む。いまの日本語では、季節や景色を評する場面に愚公移山が現れやすい。相手を罵る語として投げず、状況の説明として使う。愚公移山は名詞として使う。「愚公移山だ」「愚公移山の状態だ」「愚公移山に陥る」の形が多い。人を罵る道具にすると、意味がずれる。愚公移山を相手の人格攻撃に使うと、場の温度を間違える。状況を指す語として置く。読みはぐこういさん。検索で意味だけ拾うときも、四字の順と出典の有無は一緒に見る。似た語と並べると、輪郭がはっきりする。
字義
愚
おろか
公
おおやけ
移
うつる
山
やま
使い方
- その説明は愚公移山だと批判された。
- 新聞は、この事態を愚公移山と書いた。つまり、この四字の表す意味。