意味
孟母三遷(もうぼさんせん)。孟は「かしら」、母は「はは」、三は「み」、遷は「うつる」を四字に畳んだ語。
孟母三遷は、一字ずつの意味を重ねて読む四字熟語である。一字ずつ読めば、孟は「かしら」、母は「はは」、三は「み」、遷は「うつる」である。この順で読むと、語の骨格が見える。出典は『列女伝』母儀(戦国)。故事の筋は、下の典故に分けて書いた。出典が確認できない語に、作り話の劇は足さない。いまの日本語では、学び方や勉強の態度を言う場面に孟母三遷が現れやすい。褒貶より、状況がこの語に近いかを先に見る。孟母三遷は名詞として状況を指す。「孟母三遷だ」「孟母三遷と評する」の形が多い。褒貶より、近い状況かを先に見る。孟母三遷を繰り返し掲げると、ポスターの文句になる。一度、字義に戻す。読みはもうぼさんせん。検索で意味だけ拾うときも、四字の順と出典の有無は一緒に見る。似た語と並べると、輪郭がはっきりする。読みはもうぼさんせん。一字ずつは、孟は「かしら」、母は「はは」、三は「み」、遷は「うつる」。出典が文献で確認できた語だけ故事の欄を出す。例文では孟母三遷を文の中に置く。物語が要らない語に劇は足さない。
字義
孟
かしら
母
はは
三
み
遷
うつる
典故
出典 『列女伝』母儀 · 戦国
孟子の母は、墓のそばに住むと子が葬式真似をするので市場のそばへ移った。今度は商売真似をするので、学校のそばへ移った。孟子は礼儀を学び始めた。教育には環境が要る、という話である。

墓のそば
子どもは葬儀の真似をする。母はここは適さないと判断する。

市のそば
子どもは商人の掛け声を真似る。母はまた居を移す。

学のそば
学校のそばで、子どもは礼を学び始める。
使い方
- 記者はその状況を孟母三遷と評した。
- 孟母三遷とは、この四字の表す意味、という意味で使う。