意味
楚囚南冠(そしゅうなんかん)。楚は「いばら」、囚は「とらわれる」、南は「みなみ」、冠は「かんむり」を四字に畳んだ語。
楚囚南冠は、一字ずつの意味を重ねて読む四字熟語である。一字ずつ読めば、楚は「いばら」、囚は「とらわれる」、南は「みなみ」、冠は「かんむり」である。この順で読むと、語の骨格が見える。楚囚南冠には、特定の一話に固定できる故事が残っていない。無理に物語を足さず、字義といまの慣用から読む。いまの日本語では、故事を踏まえて今の状況を喩える場面に楚囚南冠が現れやすい。褒貶より、状況がこの語に近いかを先に見る。楚囚南冠は名詞として状況を指す。「楚囚南冠だ」「楚囚南冠と評する」の形が多い。褒貶より、近い状況かを先に見る。楚囚南冠を繰り返し掲げると、ポスターの文句になる。一度、字義に戻す。読みはそしゅうなんかん。検索で意味だけ拾うときも、四字の順と出典の有無は一緒に見る。似た語と並べると、輪郭がはっきりする。
字義
楚
いばら
囚
とらわれる
南
みなみ
冠
かんむり
使い方
- 記者はその状況を楚囚南冠と評した。
- 楚囚南冠とは、この四字の表す意味、という意味で使う。