意味
大成は急がない。遅さを言い訳にもできるし、焦りを鎮める薬にもできる。
老子の系譜を引くこの語は、遅咲きを賛美する。同時に、まだ何も成していない自分を慰める便利な毛布にもなる。使う側の誠実さが、語の品位を決める。本当の大器晩成は、晩くまで作り続けている状態を指す。単に遅いのではない。器の寸法が大きいから、焼成に時間が要る。早熟を妬む語ではないし、努力不要の免罪符でもない。切磋琢磨や一念発起と並べると健全になる。時間を味方にするなら、今日の一削りが要る。受験や昇進の話で軽く使うときほど、中身を問われる。読みはたいきばんせい。一字ずつは、大は「大きな」、器は「器量・人材」、晩は「遅く」、成は「成る」。出典が文献で確認できた語だけ故事の欄を出す。例文では大器晩成を文の中に置く。物語が要らない語に劇は足さない。読みはたいきばんせい。一字ずつは、大は「大きな」、器は「器量・人材」、晩は「遅く」、成は「成る」。出典が文献で確認できた語だけ故事の欄を出す。例文では大器晩成を文の中に置く。物語が要らない語に劇は足さない。
字義
大
大きな
器
器量・人材
晩
遅く
成
成る
使い方
- 二十代で花開かない人を、大器晩成という言葉で雑にまとめない。
- 大器晩成を信じるなら、晩成までの工程表が要る。