意味
思いが熟して、初めて動き出す。決意表明の語であり、その後の持続は別の四字に譲る。
仏教で言う発起は、菩提心の点火に近い。日常語になると「ダイエットを一念発起して」まで落ちる。落ちてもよい。点火の瞬間を名指す語は、案外少ない。ただし点火は燃焼ではない。一念発起の翌日に元の木阿弥、はよくある。一生懸命や不撓不屈が、点火のあとを引き受ける。物語の起承転結で言えば「起」専用だ。履歴書に書くと少し芝居がかる。会話では、自分の変わり目を短く示すのに向く。他人の人生に押しつけると説教になる。火を点けるのは本人だけだ。読みはいちねんほっき。一字ずつは、一は「一つの」、念は「思い」、発は「起こす」、起は「立ち上がる」。出典が文献で確認できた語だけ故事の欄を出す。例文では一念発起を文の中に置く。物語が要らない語に劇は足さない。読みはいちねんほっき。一字ずつは、一は「一つの」、念は「思い」、発は「起こす」、起は「立ち上がる」。出典が文献で確認できた語だけ故事の欄を出す。例文では一念発起を文の中に置く。物語が要らない語に劇は足さない。
字義
一
一つの
念
思い
発
起こす
起
立ち上がる
使い方
- 三十歳の冬、語学を一念発起して始めた。
- 一念発起は尊い。続いたかどうかは、一年後に聞け。