意味
元は一所懸命。領地一つに命を預ける武士の語が、努力の日常語になった。
一所懸命は、土地に命を懸けることだった。それが一生懸命に写り、誰もが学校で書く語になった。写ったおかげで広くなり、同時に摩耗した。「一生懸命やっています」は、中身の説明を省略する免罪符になり得る。それでも捨てられないのは、努力の温度をいちばん早く伝える四字だからだ。無我夢中が没入、一心不乱が集中、一生懸命は態度だ。成果より姿勢を先に見せたい場面で出る。評価する側は、この語の奥に工程が見えるかを見る。一所に命を置く、という古い意味を知っていると、散漫な頑張りとの差がつく。読みはいっしょうけんめい。一字ずつは、一は「一つの」、生は「生涯 / 元は所」、懸は「かける」、命は「いのち」。出典が文献で確認できた語だけ故事の欄を出す。例文では一生懸命を文の中に置く。物語が要らない語に劇は足さない。読みはいっしょうけんめい。一字ずつは、一は「一つの」、生は「生涯 / 元は所」、懸は「かける」、命は「いのち」。出典が文献で確認できた語だけ故事の欄を出す。例文では一生懸命を文の中に置く。物語が要らない語に劇は足さない。
字義
一
一つの
生
生涯 / 元は所
懸
かける
命
いのち
使い方
- 一生懸命だけでは足りない、と上司は言った。工程を見せろ、という意味だった。
- 子供の一生懸命な字は、上手さより先に温度がある。