意味
背水之陣(はいすいのじん)。背は「せ」、水は「みず」、之は「の」、陣は「じん」を四字に畳んだ語。
背水之陣は、一字ずつの意味を重ねて読む四字熟語である。一字ずつ読めば、背は「せ」、水は「みず」、之は「の」、陣は「じん」である。この順で読むと、語の骨格が見える。出典は『史記』淮陰侯列伝(漢初)。故事の筋は、下の典故に分けて書いた。出典が確認できない語に、作り話の劇は足さない。いまの日本語では、故事を踏まえて今の状況を喩える場面に背水之陣が現れやすい。褒貶より、状況がこの語に近いかを先に見る。背水之陣は名詞として状況を指す。「背水之陣だ」「背水之陣と評する」の形が多い。褒貶より、近い状況かを先に見る。背水之陣を繰り返し掲げると、ポスターの文句になる。一度、字義に戻す。読みははいすいのじん。検索で意味だけ拾うときも、四字の順と出典の有無は一緒に見る。似た語と並べると、輪郭がはっきりする。読みははいすいのじん。一字ずつは、背は「せ」、水は「みず」、之は「の」、陣は「じん」。出典が文献で確認できた語だけ故事の欄を出す。例文では背水之陣を文の中に置く。物語が要らない語に劇は足さない。
字義
背
せ
水
みず
之
の
陣
じん
典故
出典 『史記』淮陰侯列伝 · 漢初
韓信は趙との戦いで、川を背にして陣を敷いた。兵は退けば溺れると知り、死にもの狂いで戦って勝った。韓信は『兵法に、死地に陥れて後に生く、とある』と説明した。転じて、退路を断って勝負することをいう。

水を背にする
漢軍は川を後ろに陣を取る。退路は水しかない。

死地で勝つ
兵は逃げる場所がないので前へ進み、趙を破る。
使い方
- 記者はその状況を背水之陣と評した。
- 背水之陣とは、この四字の表す意味、という意味で使う。