意味
好みも意見も揃わないのが人の常。多様性の賛美にも、まとまらない会議の嘆息にもなる。
十人十色は、教科書が好む平和な四字だ。個性を認めよ、と読めば優しい。会議が割れるたびに持ち出せば、決断から逃げる道具になる。語自体に善悪はない。千差万別が事物の差、十人十色は人の嗜好の差に焦点を合わせる。デザインの話、食事の話、教育方針の話。揃えないほうが豊かな領域で輝く。揃えるべき領域——安全、期限、会計——で持ち出すと、責任が霧化する。異口同音の対に置くと使い方が見える。皆が同じ声を出す場面と、十の色を残す場面を、分けて選べ。読みはじゅうにんといろ。一字ずつは、十は「多くの」、人は「人」、十は「それぞれ」、色は「個性・好み」。出典が文献で確認できた語だけ故事の欄を出す。例文では十人十色を文の中に置く。物語が要らない語に劇は足さない。読みはじゅうにんといろ。一字ずつは、十は「多くの」、人は「人」、十は「それぞれ」、色は「個性・好み」。出典が文献で確認できた語だけ故事の欄を出す。例文では十人十色を文の中に置く。物語が要らない語に劇は足さない。
字義
十
多くの
人
人
十
それぞれ
色
個性・好み
使い方
- 贈り物は十人十色。だからこそ相手を見る。
- 方針まで十人十色で済ませると、船は岸に着かない。