意味
今の出会いを、一生に一度の会合だと思って大切にすること。
一期一会(いちごいちえ)は、今の出会いを一生に一度の会だと思って大切にすることをいう。出典は井伊直弼『茶湯一会集』。茶の湯では、同じ客、同じ季節、同じ道具が揃う席は二度ない、と教える。利休の精神を後世が四字にまとめた、という説明が一般的である。初対面の商談、旅先の短い会話、卒業の日にも使う。使いすぎると標語だけが残る。会者定離と対で覚えると分かりやすい。会えば必ず別れるから、会っている間は丁寧でよい。故事というより茶席の教えである。教えの筋は下の典故に書いた。例文では、この四字を「一期一会の気持ちで」のように文の中に置く。読みはいちごいちえ。一字ずつは、一は「ひとつの」、期は「生涯・一区切り」、一は「たった一度の」、会は「出会い」。出典が文献で確認できた語だけ故事の欄を出す。例文では一期一会を文の中に置く。物語が要らない語に劇は足さない。
字義
一
ひとつの
期
生涯・一区切り
一
たった一度の
会
出会い
典故
出典 井伊直弼『茶湯一会集』 · 江戸末期
井伊直弼は茶の湯の心得として、今日の会は一生に一度の会と思え、と書いた。同じ客、同じ季節、同じ道具が揃う席は二度ない、という茶の覚悟である。利休の一期不足などの精神を、後世が四字にまとめた、という説明が一般的である。歴史上の一戦ではなく、茶席の教えが語源である。

一度きりの席
茶室に客を迎える。同じ水、同じ季節は、明日にはもうない。

一会集の教え
直弼は、この会を最後の会として尽くせ、と書いた。
使い方
- 初対面の商談こそ、一期一会の気持ちで臨みたい。
- 旅先で交わした短い会話も、一期一会だと思えば残る。
